春のワンシーン


3月21日に開花宣言したはずでは?と

誰もが思ってしまう今春。

毎朝通る街路の桜が戸惑ってる。

まるで”だるまさんがころんだ”のよう。

1日ごとにちょっと咲いては止まり、

少し暖かい日だと調子に乗って開くが

次の日にはまた止まっている。

傍から見てるとちょっとかわいらしい。

 

今日はランチでお祝いがあった。

娘さんの大学合格祝いだ。

ちょっと遠いところから祖父母も

お祝いに来ていた。

和気あいあいとしたテーブルの真ん中に

今年高校を卒業したばかりのあどけない

娘さんが座っている。やや緊張気味なのか

内気なのか大人しめだ。

楽しく食事も進み、デザートへ。

お母さんが予約時に頼んでいた

メッセージプレートと共に読み上げた。

”Félisitation!  mademoiselle Madoka”(偽名です)

(フェリシタッション!マドモワゼル・マドカ)

表情がぱあっと明るくなって小学生のような笑顔。

正面に座っていた両親もつられて笑顔になっていた。

 

いいランチだったなと片付けをしている頃、

ふと気づく1枚のプレート。

R0000069

チョコレートを綺麗に食べてくれていた。

でもそれだけでなかった。

R00000691

スプーンですくい取ったにしては不自然な掻き後。

”thanks”

言葉に出さなかったけど伝えたいメッセージ。

おじさんの脳裏に、忘れていた春の風が吹いた瞬間だ。

い~ま~春が来て~君は~・・とフォークが流れて

しまったところが悔しい。

外はまだ寒いけど、春のワン・シーン。

マドカちゃん、大学合格おめでとう。

またあの笑顔を、ミセに来てくださいね。