今日は暑い!
半袖で出勤しようと思ったが、
さすがに10月で半袖だと浮いちゃうかもと
気持ちしゃれっ気出して長袖チョイス。
アウト~!
店に着いてすぐ着替え。
やっぱり名を捨てて実を取るだな。
今回チョイスの白は
2009年 ブルゴーニュ リュリー・ブラン。
先に紹介したスパークリングワインが
”親しみやすい王様”なのに対して
”寡黙なプロフェッショナル”というところでしょうか。
10年を経ようとしているその香りは華やかな花や
フレッシュなフルーツとは一味違う。
アンズや蜂蜜、枯れ草やクリームの香りが相まって
ほんのり熟成チーズのような香りまでする。
どう?とっつきにくいでしょ。
チーズの香りは賛否両論だけど、
他の香りと一緒に深みを持たせるし、
深い森や田舎を思わせるので
良い香りに考えている。
匂いの強いチーズの好き嫌いに似てるかな。
この複雑な香りの向こう側に驚きの展開が。
本来、キリっとした酸味を持つワイン。
年月を経て丸みを帯びるというか、他の
果実味や軽い苦味と一体となって
心地よい、熟れたフルーツジュースの味わいを
作り上げてます。しかもスッと入ってきて
後味にしっかり甘味の余韻を残す実力派。
華やかさよりも実を取ったワインということですな。
クリームを使った料理、木ノ子などの土系の
香りを持つ料理、軽い酸味が入る料理を
ぐっと盛り立てます。
赤ワインは待て次号。